地方移住と空き家選び:失敗しないための5つの視点
- 新着情報
- 2025/10/08
こんにちは、不動産買取と再活用を専門とする株式会社マイダスです。
コロナ禍を契機に始まった“地方移住”の流れは、今も静かに続いています。
自然の中でのびのび暮らしたい。
通勤に縛られない仕事スタイルに変えた。
子どもをのびのび育てたい。
そんな理由から、大阪・奈良・兵庫といった近郊エリアだけでなく、もう少し郊外への引越しを検討する人も増えてきました。
ですが、いざ空き家を探すとなると、
「何を基準に選べばいいか分からない」
「古民家がいいと思ったけど、修繕費が高すぎて断念」
「現地を見ないまま買って後悔した」
といった声も多く寄せられます。
今回は、地方移住を検討する方向けに、「失敗しない空き家選びの5つの視点」をお届けします。
1. 見落とされがちな「生活インフラ」
空き家探しでまず目が行くのは、建物の外観や間取り、価格。
けれど実際に暮らす上で重要なのは、**「水・電気・ネット環境」**です。
・水道が井戸水である場合、ろ過設備やポンプの管理が必要
・電気容量が低いと、現代の家電を同時に使えない
・光回線が未整備で、仕事や学習に支障が出る
これらのインフラ状況は、地方物件ほど事前確認が必須です。
特に「リモートワークが前提」という方には、通信環境のチェックは最重要ポイントです。
2. 「修繕のしやすさ」より「維持できるか」
築年数が古い物件に惹かれる方は多いですが、必ずしも「古い=良い」わけではありません。
例えば、以下のような状態の家は注意が必要です。
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基礎が土台ではなく石場建て(耐震性に不安)
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雨漏り歴があるが修繕記録が残っていない
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板壁・土壁などの維持に専門知識が必要
費用的な話でいえば、リノベーションには数百万円単位の出費も珍しくありません。
「直せる家」よりも「維持できる家」を探す視点を持つことが、長く暮らすコツになります。
3. 「ご近所関係」は実は大きな決め手
都市部と違い、地方では人とのつながりが密です。
それは安心感につながる一方、「知らない人が突然来た」という抵抗感につながることも。
購入前に、
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周囲の家が空き家ばかりかどうか
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地域行事への参加が求められるか
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近隣住民と事前に挨拶ができるか
といった視点を持つことで、「思っていたのと違った」となるリスクを減らせます。
マイダスでも、ご希望があれば近隣調査をサポートしています。
4. 「立地」は価格以上に将来性で見る
「価格が安いから」という理由で駅から遠い物件を選ぶ方もいますが、将来的に暮らしやすいかどうかは別の話です。
・最寄りのスーパーや病院までの距離
・自治体の人口推移や再開発計画
・公共交通(バス・鉄道)の維持状況
これらは、不動産価値だけでなく、生活の快適さにも直結します。
数十万円の価格差より、5年後・10年後に「住んでよかった」と思える場所かを見極めることが大切です。
5. 「理想の暮らし」から逆算する空き家探し
空き家に住むことが目的ではなく、「そこでどう暮らしたいか」が本来のゴールです。
たとえば…
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畑仕事を楽しみたい → 南向きの庭+水場が近いか?
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ペットと暮らしたい → 周囲の騒音や広さはどうか?
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子どもを自然に近い環境で育てたい → 学校との距離、安全な通学路
といった風に、理想の暮らしから条件を組み立てると、後悔の少ない選択ができます。
マイダスでは、ご相談の際に「どんな暮らしをしたいか?」を一緒に考えることからスタートしています。
地方の空き家=可能性の宝庫
地方の空き家は、「手放される物件」ではなく、「活かされていない資産」です。
古いけれど温かみのある家
人とのつながりが息づく地域
暮らしに根差した静かな時間
そんな可能性を持った空き家は、あなたの価値観次第で魅力的な暮らしを実現する拠点になります。
最後に
地方移住は、非日常の冒険ではなく、「新しい日常」の始まりです。
その第一歩が空き家選びだとすれば、「価格」や「見た目」だけでなく、「自分に合うかどうか」の視点を忘れずに。
マイダスでは、大阪・奈良・兵庫エリアを中心に、地方移住者向けの空き家紹介・買取・再活用サポートを行っています。
ご興味のある方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
理想の暮らしのヒント、一緒に見つけていきましょう。
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