空き家が地域資源に変わる──空き家の地域活用モデルとは
- 新着情報
- 2025/09/27
こんにちは、不動産再生を手がけるマイダスです。
少子高齢化や人口減少により、全国的に空き家が増加しています。
しかし、「使われていない家」が「地域の資源」として再活用される事例も、ここ数年で急速に増えてきました。
この記事では、空き家を地域活用する取り組みについて、最新の動向と実例を交えながら解説します。
■ 空き家を地域で活かすとは?
「空き家=売却か解体」と考える方も多いですが、実は第三の選択肢として「地域の公共的活用」が注目されています。
たとえば、以下のような用途です:
・地域のこども食堂や学習スペース
・高齢者の居場所づくり(サロンや交流拠点)
・マルシェやフリーマーケットの拠点
・地域住民の防災倉庫や備蓄基地
・空き家ツーリズムの拠点(古民家ステイなど)
こうした取り組みは、行政やNPO、地域住民と連携しながら進められています。
■ なぜ今、地域活用が注目されるのか?
背景には以下のような課題があります:
・売却も賃貸もできず、空き家が放置される
・治安や防災の観点で近隣住民が不安を抱える
・地域コミュニティが縮小し、活動の拠点が必要
・行政が空き家対策に乗り出すも、即効性に欠ける
その中で、「地域で使うから貸してもらえませんか?」という声が増え、所有者と地域のマッチングが生まれるようになりました。
■ 実際の事例紹介(大阪府藤井寺市)
・築60年超の木造平屋 ・相続後10年以上放置されていた空き家 ・近隣住民から「こども食堂に使えないか」と相談
マイダスが間に入り、所有者と地域団体をつなぎ、以下の流れで再活用されました。
【プロセス】
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無償貸与の合意を所有者と交渉(固定資産税は所有者負担)
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地域団体が最低限の清掃・内装整備を実施
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地元企業や支援者の寄付で家具・備品を調達
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週1回の「地域子どもカフェ」として運用開始
【結果】
・空き家が“地域の居場所”へと変化 ・所有者も「使われて安心」と前向きに ・近隣からの評判も良好
■ 空き家を活用したい人と、貸したい人をつなぐには
このような地域活用には、以下のような仕組みが重要です:
・空き家バンクやマッチング制度の活用
・行政によるマッチングサポート(例:地域まちづくり協議会)
・民間企業や不動産会社によるコーディネート
マイダスでは、単なる買取・売却だけでなく、「活かす」視点から空き家の使い道を広げる支援も行っています。
■ 所有者の不安も丁寧にフォロー
「無償で貸すなんて、後でトラブルにならない?」という不安も当然です。
・使用目的や期間を明記した簡易契約書を作成
・万が一の保険加入を団体側に依頼
・鍵の管理や緊急連絡先の共有
など、所有者の不安を軽減する工夫をしながらマッチングを行っています。
■ まとめ:空き家は“地域資源”にもなり得る
売却や引取だけが空き家対策ではありません。
使い道がなさそうに見える空き家でも、地域に必要な機能や役割として活用できる可能性があります。
マイダスでは、 ・再活用相談 ・地域団体とのマッチング支援 ・買取や引取りにも柔軟に対応
を行っています。
「この空き家、使い道があるのかな?」 と感じたら、まずはお気軽にご相談ください。
株式会社マイダス|空き家買取・再活用のプロフェッショナル 【大阪・奈良・兵庫対応】 空き家|古家|長屋|土地|相続物件|再建築不可|引取りサービス対応