関西で“マンション・土地”を動かすなら知っておきたい現状と戦略
- 新着情報
- 2025/09/30
1. 関西の不動産市場、今どう動いているか?
まず、最新データから。
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近畿圏の新築分譲マンション市場では、2025年4月時点で発売戸数は1,369戸。前年同月比で25.0%の増加。契約率は77.0%。㎡単価も103.3万円と高騰傾向。
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ただし、2025年6月には分譲単価がやや調整されており、前月比で5.3%の下落との報告もあります。平均価格5,205万円。
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住宅地価INDEX(関西圏)は、7四半期連続で上昇。変動率+1.7%と、堅調な推移を示しています。
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路線価データでも、大阪市内は4年連続上昇を記録。特定エリアでは1㎡あたり2,000万円を超える地点もあります。
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大阪府の土地価格については、過去5年での上昇傾向が強まりつつあるが、土地取引件数は横ばいまたは減少傾向との指摘もあります。
これらの数字から読み取れることは、需要が根強い都心・交通利便性の高いエリアでは価格上昇圧力が続きつつ、全体としては調整と地域差が出始めているというフェーズに入っている点です。
2. 土地売買でチェックすべき“上がる土地”“停滞する土地”
土地売買を成功させるには、「地価が上がる/上がりにくい土地」の特徴を見極めることが肝要です。最新の分析から、以下のような傾向が見られます。
上がる傾向 | 停滞または下がる傾向 |
---|---|
駅近・幹線道路沿い | 奥まった住宅街、道路幅狭 |
再開発予定地 | 過疎地・郊外の利便性が低い地域 |
用途地域が準工業・商業混在エリア | 用途制限が厳しい農地・調整区域 |
地形が整形、傾斜・高低差が小さい | 高低差・崖地・多数の形状不整形地 |
道路の接道が確定しており権利関係がクリア | 接道不備・私道扱い・隣地絡みで境界不明 |
このテーブルを頭に入れて土地を実際に見比べれば、売買時のリスクをある程度先回りできます。
3. マンション売買を狙うならここに注目
マンション(特に中古マンション)を売買市場で有利に動かすには、以下のポイントが鍵となります:
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単価上昇傾向と需要の変化
近畿圏では4月の分譲マンションで㎡単価103.3万円を記録。前年同月比で+27.5%の上昇。 -
発売戸数の増加
供給が増えると競合も増えるため、差別化要素(設備、立地、眺望など)が強みになります。 -
在庫数の変動
4月末現在、分譲中戸数は2,668戸。供給が絞られ始めており、在庫圧力が強いエリアでは価格競争が起こりやすいです。
このため、売主としては「設備更新」「内装美観」「共有部分状態」を整えることが価格優位性を保つための重要な戦略です。
4. 売買を成功させる戦略
では、実際にマンション・土地を売買したい方向けに戦略を整理しておきます。
(A) 事前調査と現地視察を丁寧に
地形・接道・用途地域・上下水道・敷地権利関係などを早期に把握しておきます。
瑕疵や制限があれば査定に反映させます。
(B) 差別化要素を強める
中古マンションなら、内装リフォーム、設備交換、空室を見せる演出。
土地なら測量図整備や整形化、小さな整地などの整備を加える。
(C) 相見積もり戦略
複数社の査定を取って価格・条件を比較。
交渉材料にしながら、マイダスのような買取サービスを有力選択肢にする。
(D) タイミング・マーケットを読む
地価上昇期、再開発計画発表後、インフラ拡張ニュース後など“買い手の関心が高まるタイミング”を狙う。
(E) 資金力とスピードを武器に
買主としては迅速な意思決定・現金化力をアピールできると有利条件を取りやすくなります。
5. マイダスができること — 売買におけるサポート
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買取(現状有姿・残置物あり対応可)
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売主様負担を減らす片付け・解体サポート
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再開発、用途変更を見据えた再販・仲介支援
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法的・測量・登記関連の専門家ネットワーク
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地域特性を踏まえた価格査定と提案