【大阪市大正区】他人事ではない空き家問題！不動産相続の事前相談はマイダス！

【解説】不動産相続でトラブルが発生する前に専門家へ相談しましょう！

不動産相続をきっかけにご家族やご親戚とのトラブル発生は避けたいですよね・・

今回は不動産相続でトラブル・制度について要点解説致します！

 

相続財産を平等に分割出来る場合、トラブルになりずらいですが、不動産を相続する際は平等に分割する事が難しく、

相続人の誰かが実際相続不動産に居住中、かつ今後も住み続けたい場合、売却し現金化して分配するのも難しい。。。

例えば、被相続人と同居している相続人が「実家はもちろん自分が相続できる」と思っていた場合でも、法的には認められる訳ではないのです。

 

寄与分制度

寄与分とは、被相続人の生前にその財産の維持または増加に関して、一定の貢献をした相続人がいる場合、その相続人の貢献度に応じて遺産をプラスして取得できる制度です。

寄与行為をした相続人の相続分を、他の共同相続人と同等に扱うと不公平が生じます。このように相続人間の不公平を是正し、共同相続人間の実質的な公平を実現するものが寄与分制度です。

 

寄与分が認められる方法

相続人同士の話し合い

寄与分を認否・寄与分の金額・内容などを全ての相続人が納得する事ができる場合、基本的には相続人内で決める事が出来ます。

 

家庭裁判所で調停を申し立てる

これは、寄与分について家庭裁判所を介して話し合う調停を申し立てる事方法です。

ただしこの場合、寄与分が認められるのは難しいというのが現状で、家庭裁判所の審判では、他の相続人の意志に反してでも寄与分を認定してもらう事も可能ですが、やはり難易度は高くなります。

 

注意ポイント

家庭裁判所で寄与分を請求する手続をするためには、多大な手間・時間・パワー・費用が必要になります。

それだけの負担がある場合でも、寄与分の請求が必ず認められる訳ではないので、十分検討しましょう。

やはり重要な事ポイントは、相続が開始する前に相続人内・家族内で話合いを行っておく事です。

自分の意思や他の相続人の意思意見を十分に納得できるまで検討し、最適な相続が出来る事が良い方法です。

後からのトラブル予防の為に、合意した内容について書面にしておく事をおススメします！

 

相続不動産空家問題

こちらは相続不動産を誰も使用しない場合のトラブルです。

空き家は適切な管理が必要です。仮に相続人全員が相続放棄をした場合、全員に空家の管理責任が残ります。

空き家が原因で、誰かにケガをさせた場合など、損害賠償責任が発生します。

その為、相続人内で空家の管理について話し合いを行い実施する事が大切です。

また管理が難しい場合、不動産手放す方法もあります。

 

今回は、不動産相続に関する２つのトラブル事例と寄与分制度についてお話しました。

その他にもトラブル事例はたくさんありますが、相続人同士の十分な話合いで解決できる場合もあります。

そこで事前に専門家（不動産会社・弁護士）に相談しておくと、トラブル予防や相続の手続きがスムーズになるように対策をとる事が可能です！

まだ大丈夫だろう・・・家族内で不動産（実家）について話しづらい雰囲気・・・親には聞きづらいなど、繊細な内容となりますが、出来るだけ、認識合わせを早めに行う事がポイントです。

 

 

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