住宅ローンを払えない人が増える?金利上昇で返済が苦しくなる前に知っておきたい対策
- 新着情報
- 2026/09/25
「住宅ローンの金利が上がって、今後返済できなくなる人が増えるのでは?」
最近、このような不安を持つ方が増えています。
結論からいうと、今後、住宅ローンを払えなくなる人が何人増えるのかを断定できる公的統計は現時点ではありません。
しかし、住宅ローンを取り巻く環境が変化し、これまでより返済負担に注意が必要になっていることは事実です。
特に、変動金利で住宅ローンを借りている方、住宅ローン残高が大きい方、家計に余裕が少ない方は、今のうちに返済額と住宅価格を確認しておくことが大切です。
なぜ住宅ローン返済への不安が高まっている?
大きな要因の一つが金利環境の変化です。
日本銀行の審議委員は2026年9月の講演で、2024年3月以降、金融政策の正常化に伴って5回の利上げを行ったと説明しています。
今後についても、経済・物価・金融情勢に応じて金融緩和の度合いを調整していく考えが示されています。
住宅ローン金利が今後必ず上昇するという意味ではありませんが、長く続いた超低金利環境とは状況が変わってきています。
住宅ローン利用者の75%が「変動型」
住宅金融支援機構が2026年1月に実施した調査では、2025年4月から9月に住宅ローンを借りた人のうち、
変動型 75.0%
固定期間選択型 14.9%
全期間固定型 10.1%
でした。
さらに住宅ローン利用者の73.7%が「今後1年間で住宅ローン金利は現状より上昇する」と回答しています。
変動型は金利動向によって将来の返済負担が変わる可能性があります。
そのため現在支払えているからといって、
「この返済額がずっと続く」
と考えず、金利上昇時の返済額を一度確認しておくことが重要です。
住宅ローンだけでなく生活費も上昇
返済負担を考えるうえでは、住宅ローンだけを見ることもできません。
総務省が2026年9月18日に公表した消費者物価指数では、2026年8月の総合指数は前年同月比1.9%上昇しました。
食料品、光熱費、教育費、保険料など家計の支出が増えれば、
「住宅ローンそのものは払えているが、生活全体が苦しい」
という状況になることがあります。
住宅ローンは20年、30年、35年と長期間返済するものです。
借入時には問題のなかった返済額でも、
収入減少
子どもの進学
病気・離職
物価上昇
金利上昇
などが重なることで家計が厳しくなる可能性があります。
「払えなくなってから相談」は避けたい
最も重要なのは、住宅ローンを何か月も滞納してから動くのではなく、返済が苦しくなりそうな段階で相談することです。
住宅金融支援機構では、返済が困難になった人向けに、返済期間の延長や一定期間の返済額減額など、返済方法変更のメニューを用意しています。
具体的な手続については、住宅ローンを返済している金融機関へ相談するよう案内しています。
金融機関によって対応は異なりますが、
「まだ滞納していないから相談できない」
と考える必要はありません。
売却するという選択肢も早めに確認
返済負担が重くなっている場合には、
現在の住宅ローン残高と、自宅の現在価格を比較する
ことも重要です。
たとえば、
住宅ローン残高 2,500万円
自宅の査定価格 3,200万円
なら、売却代金から住宅ローンを完済し、売却費用を差し引いても手元に資金が残る可能性があります。
この状態であれば、通常の不動産売却を検討しやすくなります。
反対に、
住宅ローン残高 3,000万円
査定価格 2,500万円
なら、売却価格だけではローンを完済できない可能性があります。
だからこそ、まだ正常に返済できている段階で査定価格を知っておくことには意味があります。
住宅ローンを払えなくなったら「任意売却」もある
返済継続が難しく、売却価格だけでは住宅ローンを完済できない場合には、金融機関等の承諾を得て任意売却を検討するケースがあります。
住宅金融支援機構も、返済継続が困難になった場合、任意売却によって残債務を圧縮する方法を案内しています。
任意売却では、債権者が売出価格や抵当権抹消について確認・承諾する必要があります。売却しても残債務があれば、その返済義務が残る場合があります。
つまり任意売却は、
「ローンを帳消しにする制度」ではありません。
通常売却ができる段階で動けるなら、その方が選択肢は多くなります。
「住宅ローンが苦しい」と感じたら確認したい3つ
まず確認したいのは、
①住宅ローン残高
②現在の毎月返済額と金利タイプ
③現在の自宅の査定価格
です。
この3つが分かれば、
そのまま返済を続ける
金融機関へ返済方法を相談する
借換えを検討する
自宅を売却する
といった選択肢を比較しやすくなります。
大切なのは、返済できなくなるまで何もしないことではありません。
よくある質問
Q. 住宅ローンを1回も滞納していなくても売却できますか?
もちろん可能です。
住宅ローン返済中でも、通常は売却代金等でローンを完済し、抵当権を抹消できれば売却できます。
Q. 住宅ローンが残っていても査定できますか?
可能です。
むしろ査定価格と住宅ローン残高を比較することで、売却した場合の資金計画が分かりやすくなります。
Q. 返済が苦しい場合、最初にどこへ相談すればいい?
まず住宅ローンを借りている金融機関へ相談することが重要です。
住宅の売却を検討する場合は、不動産会社にも早めに査定を依頼し、現在価格を確認すると選択肢を整理しやすくなります。
住宅金融支援機構も、返済方法変更について返済中の金融機関への相談を案内しています。
住宅ローン問題は「まだ払えているとき」の行動が重要
大阪市、堺市、東大阪市、八尾市、吹田市、豊中市、枚方市、寝屋川市をはじめ、大阪府・兵庫県・奈良県で、
住宅ローンの返済が重くなってきた
今後の金利上昇が心配
転職や収入減少で返済に不安がある
売却したらローンを完済できるか知りたい
という場合は、早めに現在の不動産価格を把握しておきましょう。
株式会社マイダスでは、中古戸建・マンション・土地のほか、空き家、古家、再建築不可、長屋、狭小地などについてもご相談いただけます。
査定無料・秘密厳守。住宅ローンが残っている段階でも、現在の査定価格と売却した場合の資金計画を確認できます。
住宅ローンで最も避けたいのは、
「もう払えない」という状態になってから、初めて自宅の価格を調べることです。
金利や家計環境が変化している今だからこそ、
住宅ローン残高と自宅価格を早めに比較し、まだ選択肢が多いうちに対策を考えること。
それが大切な住まいと家計を守る第一歩です。










