2026年、省エネ・性能重視で古い住宅はどう見られる?築年数だけでなく「状態と説明」が問われる時代へ
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- 2026/08/08
2026年の不動産市場で古い住宅がどう見られるかを、省エネ基準適合義務化、省エネ性能表示、既存住宅流通シェア、住宅ローン減税から解説。泉州地域の築古戸建や相続空き家の売却相談にも対応します。
2026年の住宅市場では、省エネ性能や建物の質を重視する政策が進んでいます。
そのため、築年数の古い住宅を所有する方の中には、「今後は省エネ性能が低い家が売れなくなるのでは」と不安を感じる方もいるでしょう。
しかし、古い住宅が一律に市場から評価されなくなるわけではありません。
大切なのは、築年数だけでなく、建物の状態、改修履歴、耐震性、省エネ性能、立地などを分けて考えることです。
2025年4月からの義務化は原則として新築住宅が対象
2025年4月以降に着工する原則すべての新築住宅・非住宅では、省エネ基準への適合が義務化されています。
断熱性能や設備のエネルギー消費性能について、一定の基準を満たさなければならない仕組みです。
国は遅くとも2030年までに、新築住宅の省エネ基準をZEH水準へ引き上げる方針も示しています。
ただし、この制度によって、現在ある古い住宅を売る際に、新築と同じ省エネ性能まで改修することが義務付けられるわけではありません。
築40年、築50年の住宅であっても、そのまま売買することは可能です。
省エネ性能は、売却の可否を一律に決める条件ではなく、買主が住宅を比較する際の判断材料の一つと考えるのが適切です。
省エネ性能表示は新築が努力義務、既存住宅は推奨
2024年4月から、住宅・建築物の販売・賃貸時に省エネ性能を表示する制度が始まりました。
新築建築物を販売・賃貸する事業者には、省エネ性能ラベルを広告などへ表示する努力義務があります。
ラベルには、エネルギー消費性能、断熱性能、ZEH水準への適合状況、任意で目安光熱費などが表示されます。
既存住宅についても表示は推奨されていますが、表示しなかったことによる勧告等の対象ではありません。
そのため、「ラベルがない古い住宅は売却できない」ということではありません。
一方、断熱改修や設備更新を行っている場合は、その内容を分かりやすく伝えることで、買主が住宅の状態を判断しやすくなります。
既存住宅流通シェア43.6%の見方
国土交通省の資料では、既存住宅流通シェアは2008年の29.6%から、2024年には43.6%へ上昇しています。
ただし、43.6%は戸建住宅とマンションを合計した全体の数値です。
2024年の戸建住宅に限ると33.3%、マンションは62.6%となっており、住宅の種類によって状況は異なります。
また、流通シェアが上昇したことは、古い住宅ならどのような状態でも売れるという意味ではありません。
築古戸建では、立地、接道、耐震性、雨漏り、シロアリ被害、設備の状態、リフォーム費用などが、物件ごとに確認されます。










